Colditz Porzellan社(CP社) DDRのミルクピッチャー
旧東ドイツ(DDR=Deutschen Demokratischen Republik、
英語表記ではGDR=German Democratic Republicドイツ民主共和国)の
Colditz Porzellan(CP)社。 ザクセン州にある、Colditz(コルディッツ)という町の老舗陶器メーカーです。 マイセンにも近く、陶器の町として名を馳せたコルディッツ。 当時の寝台・食堂車Mitropa(ミトローパ)で使われた食器の大部分はコルディッツ製。 そんな陶器の町で、CP社はVEB Colditz Porzellan(VEB=Volkseigener Betrieb=国営企業の意味)として、 陶磁器生産を開始します。 DDRに存在した、DDRの会社。 DDR時代 を生き抜いたCP社ですが、1990年営業停止。 現在、この町に陶器職人はいないそうです。 東西ドイツ統一という歴史の中に飲み込まれた、一つの陶器メーカー。 こちらは茶色とブルーのラインがとても素敵なミルクピッチャー。 ミルクピッチャーに出会えることはめずらしく、特にこのデザインに一目惚れして持ち帰ってきました。 底には、メーカーのロゴと「MADE IN GDR」の文字。 GDRの文字付きはめずらしいです(他国への輸出用を意味します)。 ティーポットとセットで出会えたので、何ともラッキー。 下の写真3枚目のようにセットで使うと、また素敵です。 ●サイズ(概寸)* 直径(底辺)7cm×高さ6.5cm ※比較的きれいな状態ですが、歴史を背負った古いモノなので、若干経年上のスレやヨゴレがございます。カケなどの大きな傷はありません。 ※同じデザインのティーポット(D02-4-1)もあります(下部写真参照)。セットではなく、それぞれ単体での販売です。 ※コースターはついておりません。 |
Copyright © 2015 Qronik.net All Rights Reserved.
|